ブログ2024年11月27日

恐怖の館３

廊下に出た私は足早にトイレに向かった。

神経を研ぎ澄ませながら無事に用をすませ、
手を洗っていた・・・その時！

前面の鏡ごしに私の後ろを黒い何かが横切ったのが見えた！（ような気がした）


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ここで動じてはヤツの思うつぼだ。
何事もなかったかのようにトイレを後にした。
廊下では『視線はまっすぐ、窓を見たらダメ』という鉄の掟を守りながら
足早に部屋に戻った。


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私は友人に電話した。
「今一人ぼっちで学校（公民館）にいる。」と伝えたら
友人は爆笑した。

「さすが、もってるね～ｗｗｗ」と言ってきたので
「もってるっしょｗ」と答えた。

少し話したら怖さも薄らいだので、さっさと寝た。


何かの物音で目覚めた。時計を見ると６時。外は明るい。
廊下に出てみると、とん平（管理人）がいた。
「とん平！よくも置き去りにしたな～！」とは言わず、普通にあいさつした。

昨夜の怖さも、とん平への恨みもどうでもいい。

なぜなら、こんなに清々しい朝なんだから。


おわり


木村